日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
食道アカラシアに合併した多発表在型食道癌に対しESDを施行した1例
丸山 紘嗣 富永 和作坂井 大志大南 雅揮永見 康明杉森 聖司斯波 将次渡辺 俊雄藤原 靖弘荒川 哲男
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2018 年 60 巻 5 号 p. 1076-1082

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抄録

症例は55歳男性.18年前より嚥下困難を自覚していた.右胸痛を主訴に近医を受診し,当院に紹介となった.食道アカラシア(Flask type)及び多発表在型食道癌(胸部上部食道1病変,胸部中部食道5病変)と診断した.多発表在型食道癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)を施行,最深病変の病理組織診断は,扁平上皮癌,pT1a-MM,ly(-),v(-)であった.ESD3週間後に,アカラシアに対して,内視鏡的バルーン拡張術を施行した.アカラシアおよび多発表在型食道癌に対して,内視鏡治療が可能であった1例を経験したので報告する.

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© 2018 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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