2019 年 61 巻 6 号 p. 1209-1217
共焦点レーザー内視鏡とは,蛍光色素でラベルされた組織を顕微鏡レベルの解像度で観察できる内視鏡のことである.以前は内視鏡一体型であったが,現在はプローブ型,ニードル型となり内視鏡の鉗子孔や穿刺針から挿入し,目的とする部位に接触させることでリアルタイムに組織構造が観察可能である.消化管に限らず,胆道・膵管,肝臓,気管支・肺胞,膀胱,甲状腺などの臓器の組織画像も得ることができる.蛍光色素の投与経路には経静脈的投与と局所散布がある.その造影態度や形態異常をリアルタイムに観察することで,通常の内視鏡では検出できない病態も解明しうる.また今後,蛍光標識プローブによる分子イメージングも期待される.
本稿では,共焦点レーザー内視鏡の原理,機種,観察法と特徴を概説し,その後文献的考察を交えて臨床応用例を紹介する.