日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
急性膵炎にて発症した十二指腸原発濾胞性悪性リンパ腫の1例
木下 慶亮 園田 光福地 聡士梶本 展明新関 修山下 勉岡本 和久室 豊吉村上 和成
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2019 年 61 巻 8 号 p. 1576-1581

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抄録

32歳女性,心窩部痛,背部痛で受診し,高アミラーゼ血症(1,627IU/L)を認めた.CTで膵頭部に造影効果乏しい43×37mm大の腫瘤を認め,腸間膜,傍大動脈リンパ節が腫大していた.上部消化管内視鏡で,十二指腸下行脚に白色顆粒状の小隆起性病変を認め,十二指腸濾胞性リンパ腫と思われた.また,膵周囲の腫大したリンパ節による急性閉塞性膵炎も発症しており,膵管ステントを留置した.PET-CTで右腋窩,両鼠径,腹腔内リンパ節にFDG集積を認め,可溶性IL-2Rも上昇しており,右腋窩リンパ節摘出術施行した.病理組織診で形質転換したfollicular lymphomaと診断され,R-CHOPで治療した.

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© 2019 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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