2020 年 62 巻 3 号 p. 371-376
小腸血管性病変は小腸出血の原因として頻度の高い疾患である.血管性病変の中でもangioectasiaは大部分を占め,小腸血管腫は稀ではあるが,時に出血の原因となりうる.現在,両病変に対する治療法・取り扱いについては一定のコンセンサスが得られていない.われわれは小腸angioectasiaと小腸血管腫に対してダブルバルーン内視鏡(Double-balloon endoscopy:DBE)下のポリドカノール局注法(Polidocanol injection therapy:PDI)を行い,良好な治療成績が得られている.