2021 年 63 巻 5 号 p. 1087-1098
私は英文論文を執筆することの重要性を認識していたが,40歳まで執筆できなかった.その後初めて研究や英文論文執筆の楽しさを知り,80篇以上の論文を筆頭著者として発表することができた.本稿では臨床医にとっての研究の意義,英文論文作成の基本を述べた.昇進・就職のための義務として始めた研究でも,新しい知見を発見・発表するという喜びを見出せるようになる.研究を通して科学的姿勢を身につけることは臨床医にとっても重要である.よい論文の条件は新知見があり,論理的,簡潔・明快なことである.研究の目的,結論,意義,独創性を明確に述べることが重要である.最初はよい英文論文の模倣から始めるとよい.細かなことは気にしないで,とりあえず一気に書き上げて,あとで直せばよい.
【結論】不完全でもよいから,とにかく書いてみよう.あとはだれか(指導者)が直してくれるだろう.