2022 年 64 巻 3 号 p. 270-276
症例は65歳,男性.胆囊管癌に対して胆囊床肝切除,肝外胆管合併切除,Roux-en-Y再建術後に胆管・空腸吻合部の局所再発による閉塞性黄疸と挙上空腸閉塞に対してEUS-guided hepaticogastrostomyおよびEUS-guided transmural drainageを施行し,良好なドレナージが得られた.
癌再発による小腸閉塞に伴う病態は外科的介入による生存率やQOLの向上が得られることが困難な例が多く,可能であれば低侵襲な内瘻化が望ましい.本例はEUSガイド下ドレナージによりQOLの向上が得られた.今後,同様の症例に対して,処置具の適応拡大や専用処置具の開発が期待される.