東邦大学医療センター大森病院 消化器内科
2022 年 64 巻 6 号 p. 1262-1272
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近年内視鏡診断の進歩により,十二指腸乳頭部腫瘍の発見機会が増えている.腺腫に対する完全生検および根治を目的とした内視鏡的乳頭切除術が広く行われるようになっている.癌に対する基本治療は外科的手術であるが,近年早期癌に対する内視鏡的乳頭切除術の報告も増えている.しかし術前の早期癌の診断が完全ではなく,術後局所再発の問題などもあり早期癌に対する内視鏡的乳頭切除術は慎重に検討する必要がある.また,起こり得る偶発症について十分に理解し,その予防と対策について熟知しておく必要がある.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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