大腸内視鏡検査における画像強調内視鏡観察(image-enhanced endoscopy:IEE)は病変発見および質的診断の向上に有用であることが多数報告されている.その精度向上のため新たな内視鏡機器の開発が進んでおり,長きにわたり使用されてきたキセノン光にかわる光源としてレーザーやLEDを光源とした内視鏡が登場し活用されている.また適切な観察手技の検証も随時行われており,病変の発見や見逃しの防止についてはnarrow band imaging(NBI),blue laser imaging(BLI)およびlinked color imaging(LCI)などの特殊モードの有用性が示唆されている.一方で病変の診断においてはpit pattern観察に加えて,NBIおよびBLIを用いた表面血管や構造の観察が簡便に使用でき世界的にも普及している.特に本邦にて作成されたNBI拡大統一分類であるJNET分類はNBIおよびBLIで使用でき質的な診断が可能であり治療方針の決定に有用である.