2026 年 68 巻 2 号 p. 149-159
バルーン内視鏡の登場により,術後再建腸管を有する症例においてもほとんどのERCP関連手技が実施可能となった.一方で,目的部位に到達できたとしても,解剖学的な変化や直視型内視鏡で鉗子起上装置を備えていないといった内視鏡側の制約により,胆管カニュレーションは通常のERCPと比べて難易度が高く,特有の工夫が求められる.
本稿では,再建法ごとの内視鏡深部挿入および胆管カニュレーションの要点について概説し,さらにショートタイプのダブルバルーン内視鏡を用いた胆管カニュレーションの実際について解説する.