日本消化器内視鏡学会雑誌
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レーザー内視鏡に関する基礎的研究(第1報)―出血胃潰瘍における露出血管の検討―
大下 芳人岡崎 幸紀河原 清博平田 牧三飯田 洋三沖田 極榊 信広河村 奨竹本 忠良
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1979 年 21 巻 12 号 p. 1419-1424

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抄録
 レーザー光凝固による内視鏡的止血法の対象として最も重要となる出血胃潰瘍の露出血管の状態について,切除胃を用いて検討を加えた. 対象は切除胃71症例78病変で,その性別は男性61例,女性10例であり,平均年齢は56.4歳であった.組織標本で露出血管外径を計測した結果は平均が0.92mmで1mm以下が70.5%,2mm以下が94.9%となり,大部分が現在市販のNd-YAGレーザーでもって止血可能であると考えられた.しかし露出血管を認める出血胃潰瘍の発生部位を検討すると,体下部および胃角の小轡ならびに体部の後壁に多く,現在使用されている前方直視型の内視鏡では適確なレーザー照射が困難な部位であり,今後側視型レーザー内視鏡などの開発および技術的な問題についても検討を重ねていかねばならない.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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