日本消化器内視鏡学会雑誌
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ワンチャンネルファイバースコープを用いて摘出しえた胃石の2症例
大里 篤志
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1984 年 26 巻 2 号 p. 247-252_1

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抄録
 胃潰瘍合併のみられた胃石2症例(内1例は最長径6.0cm)をワンチャンネルファイバースコープを用いて経口的に摘出し得たので報告する. 症例1は70歳の女性で,柿の摂取後の心窩部不快感,食欲不振,空腹時心窩部鈍痛を訴えて来院,オリンパスGIF-D3とバスケット型把持鉗子を用いて鶏卵大の胃石を粉砕経口的に摘出し得た.症例2は21歳の女性で数年来養殖若布を毎日のように食べていたが数カ月前より,嘔気,呑酸,噌囃,空腹時心窩部痛を訴えて来院,オリンパスGIF-Qとスネア鉗子,バスケット型把持鉗子の使用により,鵞卵大の胃石を粉砕経口的に摘出し得た.ワンチャンネルの直視型ファイバースコ憎プでは,胃石の可動性から,胃石の摘出は困難とされているが2症例の経験から胃石の治療法としてワンチャンネルの直視型ファイバースコープの使用も可能と考えられたので報告する.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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