日本消化器内視鏡学会雑誌
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大量出血を示したGallard-Dieulafoy潰瘍6例に対する純エタノール局注止血の効果
佐藤 寛浅木 茂西村 敏明宍戸 洋佐藤 彰畑山 洋大原 秀一渋谷 大助荻津 之博本島 正目黒 真哉後藤 由夫
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1986 年 28 巻 3 号 p. 554-561

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抄録

 症例は47歳から66歳までの男性3例女性3例の6例で,平均年齢は58歳である.突然の大量吐下血をきたし,緊急内視鏡検査にて微小な胃粘膜欠損部に太い血管の破綻を認め,臨床経過および内視鏡所見にて,いわゆるDieulafoy潰瘍の特徴をそなえた6例を経験し,いずれも内視鏡的純エタノール局注法で止血し保存的に治癒し得た.従来外科的手術が唯一の救命法とされてきた本症も内視鏡的止血が可能となったと考えられる.自験例の臨床経過を中心に報告する.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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