日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法
松村 雅彦, 本田 泰啓, 小泉 雅紀, 小嶌 秀之, 北野 浩行, 森村 昌史, 長本 一成, 吉治 仁志, 喜多 公雄, 松本 昌美, 菊池 英亮, 山尾 純一, 久保 良一, 西村 公男, 植村 正人, 福井 博, 森田 倫史, 辻井 正
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1990 年 32 巻 4 号 p. 848-854_1

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抄録
食道静脈瘤に対するEISを施行した186例の予後検討より,胃静脈瘤出血に対する積極的な対策の必要性が示唆された.そこで今回,胃静脈瘤出血をきたした2例および食道静脈瘤に対するEIS後に胃静脈瘤出血が懸念された9例を対象とし,胃静脈瘤に対し直接穿刺法による造影下EISを試みた.出血例2例のうち1例は噴出性出血を呈しておりEIS施行にて完全止血が得られたが,他の1例は出血点が不明瞭で止血不能であった.EIS4週後の効果判定時には全例で胃静脈瘤の消失または縮小をみ,その後も最長20カ月後まで形態の増悪や出血は認められなかった.穿刺部出血は,われわれの考案した抜針テクニックを用いることによりいずれも軽微であった.その他重篤な合併症は1例も認められなかった.以上,われわれの行っている胃静脈瘤への直接穿刺による造影下EISは安全かつ有効であることが示唆された.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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