抄録
理数教育の国際的な通用性が問われ,科学技術系人材の育成と国民一人一人の科学に関する基礎的素養の向上が課題となっている.また,国際比較において我が国の子どもたちは,学習意欲が必ずしも十分ではない等の問題が明らかになった.こうした課題を踏まえ学習指導要領改訂においては,思考力・判断力・表現力等の育成の観点から知識・技能の活用を重視し,言語活動の充実が求められた.算数・数学や理科については,基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着,思考力や表現力等の育成,学習意欲の向上が求められた.本課題研究では,研究と実践の相互交流という視点から新学習指導要領と科学教育研究について議論したい.