日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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肝外胆管に憩室様拡張を伴うCalori病の1例
渡辺 雅男佐藤 隆啓夏井 清人宮川 宏之小井戸 一光八百坂 透須賀 俊博村島 義男佐藤 利宏高杉 英郎今井 希一
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1990 年 32 巻 8 号 p. 1995-2000_1

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抄録
 総胆管に憩室様拡張を合併した先天性肝内胆管拡張症(Calori病)の1症例を報告した.患者は57歳男性で,腹痛で受診の際,腹部超音波検査にて多発性嚢胞状病変を指摘され,CT,ERCP等にて左葉に優位の肝内胆管拡張と総胆管の憩室様突出像及び胆嚢内結石を認めた.患者の希望により一時退院したが後日横隔膜下膿瘍を併発し左葉外側区切除,胆嚢摘出術を施行した.切除標本では先天性肝線維症の像は認められず純型Calori病と考えられ,特に本例の様な総胆管の変化は本邦でも合併の報告例がなく極めて珍しい1症例と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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