黒部市民病院内科
1992 年 34 巻 10 号 p. 2361-2364_1
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症例は60歳,男性.自殺目的でメチルエチルケトンパーオキサイドを服用し入院した.上部消化管内視鏡検査を施行したところRosenow分類で1度に相当する腐蝕性食道潰瘍を認めた.絶食・高カロリー輸液,抗生剤を投与し抗潰瘍療法としてH2-blockerと粘膜保護剤を投与したところ瘢痕狭窄を残さず治癒した.同剤による腐蝕性食道炎の生存例を内視鏡的に経過観察し得た症例は本例が初めてと思われたため文献的考察を加えて報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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