日本消化器内視鏡学会雑誌
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集団検診で発見された十二指腸潰瘍の自然史と血清ペプシノーゲン
金子 栄蔵伊藤 剛花島 一哲三木 一正清水 浩明菊地 正悟
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1992 年 34 巻 7 号 p. 1564-1568

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抄録
 胃集検で発見された十二指腸潰瘍(DU)390例を未治療のまま半年毎の内視鏡検査で2年間追跡し,その間の潰瘍の活動性,潰瘍の形態,喫煙などと血清PGとの関連を,300例の健常コントロールとも対比検討した.DU全体の血清PGIは69.7ng/mlでコントロール57.7ng/mlより有意に高値であった.これを経過観察期間の潰瘍の活動性との関連でみると,経過中オープン潰瘍となったもののPGI値はコントロールと較べ有意に高かったが,瘢痕が持続したものではコントロールと差がなかった.多発・線状潰瘍の血清PGI値は単発潰瘍のそれに較べ有意に高値であった.喫煙者は非喫煙者と較べ血清PGI値が高値であったが,PGI値は潰瘍の活動性とより強く相関していた.以上の結果から,血清PGI値はDUのハイリスクだけでなく,その経過を予測する一因となると考えられる.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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