日本消化器内視鏡学会雑誌
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血管外注入法による食道静脈瘤硬化療法直後の胸部CT所見とその意義
瓜田 純久, 石原 学, 尾崎 元信, 蜂矢 朗彦, 山田 秀一, 武藤 ます江, 中田 正幸, 大塚 幸雄, 町田 啓一
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1992 年 34 巻 7 号 p. 1557-1563

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抄録
 食道静脈瘤硬化療法において,血管外注入された硬化剤の広がりを胸部CTで調べた.1%Aethoxysklerolを用いた血管内外注入法にて23例に硬化療法を行い,30分後に胸部CT検査を施行した.CT所見は以下のように分類された.(1)食道壁内の輪状の染まり,(2)食道壁外の輪状の染まり,(3)食道壁の限局した染まり,(4)壁側胸膜に及ぶ帯状の染まり.これらのCT所見は硬化剤の注入量とは関係なかった.Type(3)のように血管外へ注入された硬化剤が限局する場合,8例中7例に食道潰瘍が高率に形成された.胸水はtype(1)で2/18,type(2)で2/9,type(4)で1/14の症例に発生した.われわれはtype(4)の場合,胸水が発生しやすいと考えていたが,CT所見と胸水の発生には相関はなかった.発熱はtype(3)で2/8の症例に出現した.血管外に注入された硬化剤と合併症はさほど関係ないと思われた.以上から,硬化剤の食道壁内外への広がりは,必ずしも合併症の主因ではないと考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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