日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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C型急性肝炎(慢性化例)の肝表面像の検討
―B型急性肝炎(一過性)との比較―
吉田 直哉定本 貴明杉本 元信佐藤 隆久保 修一住野 泰清野中 博子上野 幸久安部 井徹
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1993 年 35 巻 4 号 p. 719-725_1

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抄録
C型急性肝炎慢性化例の肝表面像にいかなる特徴があるかを明らかにするために,腹腔鏡検査を施行したC型慢性化例14例について,B型急性肝炎(一過性)23例と比較した.また,両側の肝表面像と組織像を対比した.その結果,C型慢性化例ではB型に比べ,脈管増生,赤色紋理,多数の陥凹が高率に認められた.また,両型の肝表面像と組織像の対比においては,両型ともに赤色紋理とpiecemeal necrosisはよく対応したが,小陥凹の多在とfocal necrosisは必ずしも対応しなかった.以上のC型急性肝炎慢性化例にみられた肝表面像について,今後C型一過性急性肝炎例との比較が必要と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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