日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的に経過観察し得た肺小細胞癌からの胃転移の1例
井上 徹池村 隆弘藤平 和弘高田 俊之中村 隆彦今村 諒道藤原 武
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1995 年 37 巻 3 号 p. 595-599_1

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抄録
 胃粘膜下腫瘍が肺小細胞癌の発見動機となり,さらに化学療法によって胃転移巣の縮小が内視鏡的に経過観察された1例を経験した.症例は62歳男性,近医にて胃粘膜下腫瘍を発見され当科紹介入院胸部X線検査にて右肺に腫瘤陰影を認めたため,右肺腫瘤像に対してCTガイド下針生検を施行,肺小細胞癌と診断した.また上部消化管内視鏡検査で胃体下部前壁に中心潰瘍を有する粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認め,同部の生検で肺小細胞癌からの胃転移と診断した.化学療法(PE療法:cisplatin+etoposide)を2クール施行,胃転移巣,肺原発巣の縮小を認めた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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