理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
痙直型脳性まひ者の他動的模倣法を用いた膝関節位置覚の検討
—若年健常者との比較研究—
佐藤 優衣横井 裕一郎夏井 亜美井上 孝仁
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2018 年 33 巻 3 号 p. 487-491

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抄録
〔目的〕脳性まひ者の他動運動による膝関節位置覚の特徴を検討した.〔対象〕脳性まひ者8名(平均年齢40.5 ± 13.9歳)と若年健常者34名(平均年齢21.0 ± 0.9歳)を対象とした.〔方法〕他動的模倣法を用いて両膝関節屈曲角度の差を測定した.角度の算出は両側から撮影した動画より画像処理ソフトを用いた.〔結果〕脳性まひ者の誤差は軽症側8.0 ± 5.1°,重症側9.4 ± 4.4°,健常者は利き足6.0 ± 3.1°,非利き足8.5 ± 0.8°であった.また,軽症側と重症側,利き足と非利き足に有意な差が認められた.〔結語〕本研究の対象である脳性まひ者は膝関節位置覚を若年健常者と有意差なく知覚している可能性が示唆され,さらに重症側と軽症側で知覚に違いがあることが明らかとなった.
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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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