日本消化器内視鏡学会雑誌
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Pancreatic Polypeptide単独産生膵腫瘍の1例
比佐 純孝, 横木 和弘, 伊藤 昌幸, 宍戸 英夫, 安島 裕之, 菅野 則夫, 藤井 功衛, 江尻 友三, 望月 衛, 藤井 邦彦, 小原 勝敏
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1997 年 39 巻 4 号 p. 845-852

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抄録
 極めて稀なPancreatic Polypeptide単独産生膵腫瘍(pure PP-oma)の1例を報告した.症例は56歳の女性.主訴は心窩部痛,背部痛.体外式超音波検査(以下,US)で,膵頭部に境界明瞭な低エコー腫瘤像が認められ,精査を行った.種々の画像診断で膵島細胞腫と診断し,膵頭十二指腸切除術を行ったが,術前診断に最も有用であった検査は超音波内視鏡検査(以下,EUS)であった.腫瘍は約30mm大で周囲の正常膵組織とは薄い被膜で境界され,浸潤性の増殖は認めなかった.免疫染色では, PP, synaptophysin, chromogranin A, NSEが陽性, insulin, glucagon, gastrin, somatostatin, VIP, p-53, CEAが陰性であった.最終診断はpure PP-omaであった.術後10カ月経過したが再発の徴候はなく,健在である.
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