日本消化器内視鏡学会雑誌
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経口胆管鏡で早期診断した粘液産生を伴う肝内胆管癌の1例
浜本 哲郎大久保 美智子三浦 直也越 智寛堀 立明鶴原 一郎浜副 隆一元井 信
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2002 年 44 巻 7 号 p. 1089-1094

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抄録
 症例は77歳,女性.検診目的で受診.肝機能検査は正常だが,超音波及びCT検査で左肝内胆管拡張が疑われた.内視鏡的胆管造影では,胆管壁には腫瘤や不整は認めないが,胆管内に透亮像が存在し粘液と考えられた.経口胆管鏡を行うと,左肝内胆管に顆粒状隆起や異常血管像などを認めたため,胆管癌を疑って肝左葉切除術を行い,早期肝内胆管癌と診断された.胆管癌の早期診断には,積極的な経口胆管鏡検査が有用と思われる.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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