2023 年 20 巻 1 号 p. 34-40
【序文】Verigene® BC-GN(VBG)の性能評価,抗菌薬選択への影響を評価した。【方法】グラム陰性桿菌血液培養検体で,従来法とVBG細菌核酸同定の一致率,VBG薬剤耐性遺伝子の感度/特異度を評価した。また,①耐性遺伝子検出群,②カルバペネム投与群,③結果不一致群の3群で抗菌薬投与推移を評価した。【結果】対象81検体において,細菌核酸同定の一致率/薬剤耐性遺伝子の感度/特異度(%)は97.7/72.7/98.6であった。①:経過良好1例を除きVBG後に標的治療化された。②耐性遺伝子未検出時のde-escalation率は37.5%であった。③:VBG検出対象外の獲得耐性菌が3例あり2例で無効抗菌薬に変更されていた。【結論】VBGは薬剤耐性遺伝子検出時に早期標的治療化に貢献していたが,同遺伝子未検出時の抗菌薬変更は慎重に行う必要があり,de-escalationへの効果は低かった。