日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(研究)
総合診療医の脳神経外科患者に対するCo-managementの効果
山本 浩之亀田 健太郎小松 守𠮷廣 剛能代 将平大瀧 雅文
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2022 年 45 巻 3 号 p. 74-81

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抄録

目的:総合診療医による脳神経外科患者に対するCo-managementの効果を検討する.

方法:3次医療機関で脳神経外科病棟Co-managementの施行前後1年間を後方視的に観察し,在院日数,死亡退院率,急変による集中治療室(以下ICU)への転棟率,処方分担割合,看護師からの評価を測定した.

結果:在院日数(中央値14日,14日),死亡退院率(7.58%,5.75%),急変によるICUへの転棟率(3.23%,1.94%)に有意差は無く,内科的問題による急変のうち70歳以上の脳梗塞・脳出血・くも膜下出血で入院した患者数が有意に低下した(P=0.04).脳神経外科医の処方の半数を担い,看護師から高い評価を得た.

結論:総合診療医によるCo-managementは在院日数と死亡退院率には有意差を示さないが,高齢の脳卒中患者で内科的問題による急変率を低下させた.

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© 2022 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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