日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 2P32
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海洋
北太平洋亜熱帯域における海水中の溶存水素分子濃度分布定量とその起源
今野 祐多木戸 唯介角皆 潤中川 書子
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キーワード: 水素
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抄録
これまでの研究で、表層海水中が大気中水素ガスのソースとなっているだろうということは予想されてはいたが、発生源が特定できていなかった。そこで本研究では白鳳丸KH06-2leg1航海において北太平洋亜熱帯域でニスキン採水器を用い海水サンプリングをおこない、微量還元ガス検出器(TRD)で海水中溶存水素分子濃度の定量を船上でおこなった。結果として、200m以深の海水中では溶存水素はほとんど無く、それ以浅では特徴的なデータを得ることができた。各観測点において昼夜問わず10-40m程度に濃度極大があり、また日中においてのみ100-150mの深度にもう一つの極大が見られた。10-40mの極大が昼夜問わず見られたことから水素ガスの発生は光化学的反応によるものではないと考えられる。また、100-150m付近はクロロフィルMaxの深度とほぼ一致し、日中に限られることから光合成反応と何らかの関係があると考えられる。
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© 2006 日本地球化学会
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