日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 2C05 08-05
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火山ガス・火山性流体の挙動、火山活動のモニタリング
129Iとハロゲンから推定する草津白根山熱水系におけるヨウ素の起源
*柏木 祐村松 康行大場 武U. Fehn
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抄録
本研究では1988年から2007年の期間における湯釜湖水と周辺域に湧出する温泉水(万代鉱、万座空噴、香草、常布、草津湯畑)に対してCl-,Br-,I-濃度及び 129 I/I比の測定を行った。その結果を基に草津白根山熱水系全体に対するハロゲン元素濃度、及び元素間の相関を調べ、ヨウ素の起源について考察を行った。全ての測定地点でCl-Br間に正の相関が見られた他、万代鉱と万座空噴ではCl-I間にも正の相関が見られた。 129 I/Iはそれぞれ湯釜:(3210±160)x10 -15 、万代鉱:(290±30)x10 -15 、万座空噴:(620±70)x10 -15 、草津湯畑:(920±230)x10 -15 であった。端成分である万代鉱の 129 I/Iはプレート年代から算出した値とも近いことが分かった。以上より、草津白根山熱水系におけるIは太平洋プレート沈み込み帯からの熱流体の脱離に起源を持つ可能性が示唆される。
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© 2008 日本地球化学会
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