抄録
海洋性のアーキアの大部分は、難培養性の群集(e.g., Teske and Sorensen, ISME J, 2008)から構成されている。我々は、独立栄養および従属栄養プロセスの動態を分子レベルおよび分子部位レベルで把握するために、代謝経路のシグナルを識別する分析手法を開発している。この分析法に13C-基質トレーサー等を用いたStable Isotope Probing (SIP)法を応用することで、代謝経路での動きを追跡できる。分子および分子部位レベルで読むLipidomicsのアプローチを行うためには、微量分析の品質管理が必須になる。アーキア脂質分子内同位体的不均質性を生み出す生態学的な背景、化学的に安定なエーテル結合解裂を行う原核生物、そして脂質合成の代謝経路を考察した。