抄録
環境放射線を用いた一般教養教育を試みている。マイクロシーベルトやベクレルの値から危険性や安全性を教えるのではなく、これらの単位に、気温や重さと同様な認識を持って欲しいが為である。アイソトープセンターから借用するポケット線量計とサーベーメータを用いた天然放射線測定は、実験費用もかからず、高度な技術も要らず、危険性も無い。まず全員にポケット線量計を渡し、各自の普通の生活における24時間の被爆量を測定させた。全員がそれぞれ各自の値(1~3μSv/24時間)を得る。しかし、個々の環境場はもっと多様であることを話し、サーベーメータで、キャンパス内の好きな所を、屋外/室内を問わず測定させる。2名一組の学生がまず向ったのは、生協の電子レンジの傍とPCB保管建物であった。学生が何を考えたのかは想像がつく。