抄録
南部マリアナトラフのArchean siteで採取された熱水鉱床試料の年代測定を行なった。得られたESR年代とU-Th非平衡年代は、200~2000年の年代で連続的な成長を示した。しかし同一マウンド試料(違う箇所)を測定したNoguchi et al.(2011)による?SUP?210?/SUP?Pb-?SUP?226?/SUP?Ra年代と大きく異なる結果になった。この年代の違いについては、半減期が短い同位体を利用した年代法(?SUP?210?/SUP?Pb-?SUP?226?/SUP?Ra;半減期1599年と22.6年)と半減期が長い同位体を利用した年代法(?SUP?234?/SUP?U-?SUP?230?/SUP?Th;半減期245000年と75000年)の違いで説明できる。熱水鉱床のように連続成長する物質の年代測定では、半減期の短い同位体を利用した年代法では、より若い年代がでやすい。