日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 2P19
会議情報

G11 現世および過去の有機物・微生物・生態系の地球化学
コマチアイトの熱水変質実験による水素発生過程の解明
*吉崎 もと子渋谷 岳造鈴木 勝彦清水 健二中村 謙太郎大森 聡一高井 研丸山 茂徳
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
300℃、50MPaの条件下でコマチアイトと海水との反応実験を行うことで、初期地球のコマチアイト熱水系における水素発生量とその反応過程を検証した。実験装置は閉鎖系のバッチ型実験システムを用いた。付属のサンプリングチューブから定期的に溶液試料の採取を行い、溶存ガス・元素の測定を行った。実験終了後に固体試料を取り出し、XRD分析と磁気ヒステリシス測定を行った。発生した水素濃度は、実験開始300時間程度までは検出限界下で、その後に急激に高くなり、1000時間を超えて徐々に頭打ちになったのを確認して(2000‐3000時間後)実験終了とした。最終的にAl2O3 10%で約2-3mmol/kg、Al2O3 5%で約20mmol/kgの水素濃度が確認された。また、この時間までの実験生成物は、Al2O3含有量に依らずどちらも緑泥石/スメクタイト族の粘土鉱物と蛇紋石が確認された。
著者関連情報
© 2012 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top