理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
急性期Pusher症状に対する段階的難易度調整を用いた立位練習の検討
川口 沙織丸山 仁司久保 晃加藤 宗規
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キーワード: Pusher, 立位, 片麻痺
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2018 年 33 巻 2 号 p. 307-312

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抄録
〔目的〕Pusher症状を認める急性期脳卒中片麻痺患者に対し,段階的難易度調整を用いた立位練習の有効性を検討した.〔対象と方法〕対象は,急性期病棟に入院中のPusher症状を認めた脳卒中片麻痺患者10症例であり,全ての症例で高次脳機能障害を呈していた.全症例に10段階の難易度調整を立位練習に用いた.各段階と援助(介助・口頭指示+タッピング・監視),3つのオプション(三角巾,短下肢装具,膝固定装具)を0~148点で点数化した.〔結果〕全症例で練習初日から改善を認め,介入6日から26日で4段階から8段階に到達した.この間,運動機能など身体機能の変化を認めなかった.〔結語〕今回用いた立位への介入は急性期Pusher症状を認める脳卒中片麻痺患者に対し有効であることが示唆された.
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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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