日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 2P28
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G12 水圏環境化学
モンゴル国ボロー金鉱山地域における重金属汚染調査
*永田 啓晃束田 和弘山本 鋼志
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抄録
モンゴル国では近年鉱山開発が進んでおり,2008年のGDPにおける鉱工業の占める割合は28%と第一位であり,今後その比率はますます高くなると予想されている.中でも金の生産量は1994年以降急速に増加しており,鉱業活動による重金属汚染が懸念されている.本研究では,モンゴル国ボロー (Boroo) 金鉱山地域における重金属汚染状況を明らかにすることを目的とし,河川水・河川堆積物・土壌に含まれる主要成分と微量成分の定量分析を行った.Boroo川では,河川水中のAs濃度が217 ppbを示す地点があった.これはNINJAによる採掘が行われた地点であり,Mn, Fe, Co濃度も比較的高い値を示した.Gatsuurt川では,河川水中のAs濃度は16.2 ~ 26.4 ppbを示した.この地域ではAsと似た挙動をとるSb濃度も高い値を示していた.また河川堆積物では,Cr, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, As, Cd, Sb濃度が比較的高い値を示した.
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© 2012 日本地球化学会
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