日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 2P52
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G9 地球外物質・宇宙惑星化学
Triton-plusを用いた超高精度142Nd/144Nd比測定法の開発
*高橋 宏和横山 哲也
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抄録
太陽系形成や惑星の進化過程を明らかにする上で、太陽系物質の放射壊変起源同位体組成を高精度で測定することは極めて重要である。希土類元素に属するNdも分析機器の発展により同位体分析の高精度化が進んだ元素のひとつであるり、惑星初期分化過程を厳密に議論するには、Nd同位体比測定精度を更に向上させる必要がある。本研究では最新のTIMSを用いて142Nd/144Nd比を更なる超高精度で測定することを目標とし、分析法の開発を行った。500 ngの標準物質(JNdi-1)を用い、繰り返し分析を行った。まず標準試料を塩化物としてフィラメントに塗布し、その後イオン化促進剤としてH3PO4を加えた。またppmレベルの同位体分析誤差を達成するためには、Ceの干渉を正確に測定する必要があるので、CDDを用いて補正をおこなった。これにより得られた標準物質の142Nd/144Nd比の分析誤差は2ppm(2?)であった。今回の結果により惑星初期分化に関して今までより更に詳細な考察が行えることが期待される。
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© 2012 日本地球化学会
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