抄録
大気エアロゾルの除去過程として湿性沈着及び乾性沈着はどちらも重要である。
主要成分におけるこれらを同時に採取した研究は多く報告されているが、微量重金属元素に関する報告は見られない。本研究では降雨時に大気エアロゾル中の微量重金属元素が湿性沈着と乾性沈着にどのように分配されているのかを明らかにすることを目的とし、湿性沈着と乾性沈着を同時に採取した。大気エアロゾル試料は全分解の処理を行いICP-MSを用いて重金属元素24種の濃度を測定した。発表では降雨イベント時前後における大気エアロゾル中重金属元素濃度の変動や土壌起の寄与に着目して考察を行い、重金属元素の湿性沈着と乾性沈着間の分配を定量的に報告する予定である。