抄録
海洋研究開発機構海底資源研究開発センターでは、現代的成因論に基づく海底熱水鉱床の効率的な調査法構築に向け、海底熱水に含まれる溶存希ガスの測定が出来るよう、硫黄化合物や塩素などを取り除いて測定出来る前処理装置の製作を試みた。これは、海水中を移流拡散していく熱水プルームの追跡に、溶存した希ガスを用いるというアイディアに基づく。今回パイロットデータとして、2011年11月に上山温泉源泉から採取した、硫黄を含む温泉水と塩素を含む水道水などを、1984年に上山温泉源泉から採取作成された上山ガスSTDおよび、ヘリウムSTD(HESJ)と共に測定したので報告する。