日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 3P17
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G10 水圏や土壌圏の環境地球化学
バングラデシュにおける高濃度ヒ素汚染地下水の地球化学的研究
*浅越 佑馬寺門 靖高岸部 克也N. M. Refat Nasher
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キーワード: ヒ素, バングラデシュ
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抄録
地下水へのヒ素の汚染機構は、還元的環境下で鉄酸水酸化物に吸着されたヒ素が溶出したとする鉄酸水酸化物還元説が有力であるとされている。バングラデシュは地下水の利用が多く試料が得やすいことから、溶存成分の相互関係や微量元素含有量の地球化学的な検討には適している。そこで、本研究ではバングラデシュでサンプリングした地下水のヒ素、および様々な溶存成分の濃度を測定し、それらの相関関係を検討し、地下水水質の形成メカニズムの解明を目指した。バングラデシュダッカ周辺の33地点の井戸と1地点の河川で採水した。アルカリ度、主要陽イオン・陰イオン濃度、ヒ素濃度などを測定した。還元的な地下水は硫酸イオン濃度が低く、鉄、マンガン濃度が高いことが知られている。本研究でもヒ素と硫酸イオンには負の相関、ヒ素と鉄には正の相関があった。しかし、ヒ素とマンガンには負の相関があるように見え、鉄とマンガンが溶出する酸化還元状態がやや異なっていると考えられる。
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© 2015 日本地球化学会
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