抄録
地球上最大規模の火成活動の産物であるオントンジャワ海台を構成する各種ソレアイト質玄武岩(Kroenkeタイプ、Kwaimbaitaタイプ、Singalloタイプ)のRe-Os同位体、強親鉄性元素濃度(Os, Ir, Ru, Pt, Pd, Re)データを「カリアスチューブ分解-同位体希釈法」により系統的に取得した。その結果、3つのタイプの玄武岩は、強親鉄性元素濃度とパターンにより、明瞭に区別されることが判明した。本発表では、観察された濃度変動に寄与したプロセスを他の元素との相関関係を基に考察し、LIPsにおける大量マグマ生成/進化/噴出に伴う強親鉄性元素移動メカニズムを一般化することを試みる。