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有機化合物は宇宙地球環境に広く存在し、炭素を骨格として、水素・窒素・酸素・イオウなどを結合することにより、多種多様な化学構造をとることが大きな特徴である。始原的な炭素質隕石には十万以上のイオン質量が検出され、複数の構造異性体や立体異性体を考えると、数十万種以上の有機化合物が存在すると考えられる。また、小惑星リターン物質や深海掘削岩石の試料量は極めて限られており、惑星物質から有機化合物に関する多くの情報を引き出すためには分析の感度や分離、質量分解を超高度化することが必須である。本研究では、惑星物質中に存在する超微量有機化合物を今まで到達し得なかった超高感度・超高分離・超高質量分解能・空間分布で研究する手法を確立し、構造の多様性と反応過程を明らかにすることである。