日本地球化学会年会要旨集
2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
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G12 初期地球と生命起源の地球化学
模擬星間物質への粒子線照射生成物の分子構造分析
*榎本 真吾福田 一志近藤 康太郎小栗 慶之吉田 聡村松 康司大内 貴仁濱中 颯太癸生川 陽子小林 憲正
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p. 211-

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抄録

隕石や彗星等に有機物が検出されており、地球外有機物が地球上の生命の起源に寄与したのではないかと考えられている。また模擬星間物質への粒子線照射生成物を酸加水分解するとアミノ酸が生成するため、アミノ酸の前駆体を含む有機物が形成されていると考えられるが、その分子構造についてはよくわかっていない。本研究ではこれらの生成物の分子構造の推定を行った。?BR?CO, CH?SUB?4?/SUB?, NH?SUB?3?/SUB?, H?SUB?2?/SUB?Oなどの混合ガスへ陽子線を照射し、またCH?SUB?3?/SUB?OH, NH?SUB?3?/SUB?, H?SUB?2?/SUB?O混合物(室温および77 K)に炭素線を照射した。各生成物は赤外吸収分光分析、X線吸収端近傍構造(XANES)分析を行った。?BR?結論として星間塵において生成する複雑なアミノ酸前駆体としてニトリルやアミドが考えられているが、本研究から得られた生成物中にはアミド結合を持つような物質が多いことが示唆された。

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© 2016 日本地球化学会
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