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本研究では、マンガン団塊Nod-A-1、Nod-P-1、JMn-1、堆積物JMS-2の地球化学標準物質に対して、同位体希釈内標準法を適用し、34種の微量元素組成をICP-QMSにより測定した。マンガン団塊・堆積物標準物質は、約3-12%の高いH2O(-)を呈する。110°C加熱後、デシケーター内に保存したとしても、これらH2O(-)は短時間で急激に増加する傾向が見られた。すなわちマンガン団塊・堆積物の高いH2O(-)および水分吸着性を考慮しなければ、微量元素測定の際に、秤量誤差に起因して真値よりも系統的に低濃度の分析結果を得ることが示唆される。本研究で測定した微量元素濃度の繰り返し再現性はIn(2-5%), Tl(3-11%), Bi(4-6%)を除いて、±3%(RSD, n=6)で得られた。本研究で用いた同位体希釈内標準法による高精度分析は、微少量しか得られない希少な海底試料の地球化学的情報抽出に最適な手法と考えられる。