日本地球化学会年会要旨集
2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
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G04 鉱物境界面の地球化学、水-岩石相互作用
水と花崗岩の反応実験における元素挙動と風化過程の検討
*丹羽 萌子寺門 靖高
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キーワード: 花崗岩, 風化, 元素挙動,
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p. 8-

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抄録

岩石が風化し溶出した成分と河川水の成分には密接な関係がある。本研究では花崗岩と渓流水の水質との関係解明を念頭におき、花崗岩と水との反応実験を行い、岩石・鉱物からの元素溶出過程の検討を行った。粉砕した花崗岩、長石、黒雲母の試料を装置内で蒸留水と反応させた。装置には空気を注入し、一定時間ごとに水を採取し、アルカリ度、各種イオンなどを測定した。また鉱物組成と元素の溶出量から鉱物の溶出割合を求め、実験後の鉱物は観察を行った。各花崗岩、鉱物からはCa2+の溶出が最も大きく、主な溶出源は方解石と考えられる。またFの溶出が多い試料ではFとCa2+の間に相関がみられ、観察から蛍石が発見された。元素の溶出量から鉱物の溶出割合を求め、長石類に溶出割合の違いを生じた。風化過程で生じる粘土鉱物を含む反応や化学的風化速度の算出、河川の水質との関係に関しても、検討を行っている。

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© 2016 日本地球化学会
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