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本研究では、海水‐鉄マンガンクラスト間におけるZrとHfの濃集・分別過程を明らかにすべく、天然クラスト中の両元素の存在状態解析、短寿命人工放射性Zr, Hfトレーサーを用いたクラスト構成鉱物 (Ferrihydrite, δ-MnO2) への吸着・共沈実験を行った。結果として、クラスト中でのZr化学種が明らかになり鉄やマンガン鉱物の共沈種が元素挙動に重要な影響を与えることが分かった。またZrよりもHfの方が選択的に鉱物に濃集し、両元素ともにFerrihydriteよりもδ-MnO2への親和性の方が高いことが吸着・共沈実験から明らかになった。