日本地球化学会年会要旨集
2018年度日本地球化学会第65回年会講演要旨集
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G10 最先端計測・同位体化学の地球化学及び境界領域への応用
宇宙線照射生成核種(10Be)を用いた侵食速度の研究について
*中村 淳路
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p. 220-

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抄録

侵食速度の定量的な評価は地球表層システムにおける相互作用を議論する上で重要である.地表の岩石の露出年代や侵食速度を求めることは,地質学において根源的な研究テーマであった.侵食速度は主に堆積場における堆積物の量から求められることが多かった.1980年代の加速器質量分析器の発展により鉱物結晶中の極微量の宇宙線照射生成核種の測定が可能となり,侵食場において地表の侵食速度を求めることが可能になった.現在では宇宙線照射生成核種は地表プロセス研究において幅広く利用されている.本発表では宇宙線照射生成核種を用いた年代測定と侵食速度算出の原理について紹介し,研究発展の経緯および最近の研究動向と応用可能性について議論する.

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© 2018 日本地球化学会
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