主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 195-
本研究の目的は、加速器質量分析(AMS)と誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)を用いて、定量的に環境水中のヨウ素同位体分析を行うことである。熱加水分解法によるヨウ素回収実験の結果において、無機および有機ヨウ素どちらについても回収率に大きなばらつきが見られた事から、本法を環境水試料へ適応し全ヨウ素について評価を行うには困難が伴うと言える。水中有機ヨウ素の無機態への変換と無機ヨウ素の回収を簡便かつ定量的に行う方法については、今後さらに試薬による化学反応や紫外線による有機物分解などで検討・最適化する必要がある。ICP-MSによるI-127およびいくつかの元素の長時間測定の結果から、一般的に内部標準としてよく用いられているIn-115は、特に高マトリクス溶液中では、I-127に対しては内部標準として機能しておらず、Re-185が内部標準として比較的適している事が示唆された。