主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 76-
炭酸塩鉱物は、母天体上での水質変成作用によって形成される代表的な鉱物である。その形成年代は、53Mn-53Cr放射壊変系 (t1/2 = 3.7 Myr) によって、±100万年程度の精度で測定することが可能である。一方で、測定に使用する二次イオン質量分析計 (SIMS) では、各元素の感度がマトリクスによって変化する。そのため、マトリクスに適合した標準試料を用いて相対感度係数 (Mn+/Cr+イオン強度比)/(Mn/Cr元素比) を評価し、分析値を較正しなければならない。本研究では、非晶質炭酸カルシウム (ACC) を経由する手法 (e.g., Matsunuma et al., 2014) を用いて、FeOを0 ~ 3.5 wt%に調整した3種のMn-, Cr-含有カルサイトを合成することで、炭酸塩のFe含有量が相対感度係数に及ぼす影響を評価した。