日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G6 宇宙化学:ダストから惑星,生命へ
火星の表層環境解明に向けたアナログ試料の局所窒素化学種分析
*黒川 愛小池 みずほ大西 健斗住谷 優太中田 亮一菅原 春菜臼井 寛裕Hans Erik Foss Amundsen
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p. 177-

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抄録

窒素 (N)は生命必須元素の一つであり,火星の環境進化の重要な指標となりうる.本研究では,火星における窒素の挙動を理解することを目的に,「火星アナログ試料」としてスヴァーバル諸島のBockjford Volcanic Complexの玄武岩質溶岩 (BVC試料) に注目する.BVC試料に含まれるALH 84001に類似した炭酸塩鉱物および共存する粘土鉱物を対象に,岩石組織観察および主要元素分析,局所窒素X線吸収微細構造 (μ-XAFS) 分析を実施した.その結果,炭酸塩小球では窒素濃度が極めて低い (数ppm以下) 一方,粘土鉱物はアンモニアを保持することが分かった.これらの二次鉱物を晶出した流体の組成について,さらなる議論が必要である.

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© 2022 日本地球化学会
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