日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G8 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
沈み込み帯マグマ生成プロセスにおけるスラブや堆積物寄与の解明に向けたルビジウム安定同位体の可能性
*平山 剛大小長谷 莉未伊地知 雄太坪井 寛行高橋 嘉夫
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p. 155-

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抄録

ルビジウム(Rb)は1価の親石元素であり、高い不適合性を持ち、マントルに比べて地殻中に濃縮されている。Rbは、 85Rb (72.17 %) と87Rb (27.83 %)という2つの同位体を持っている。これまで、Rb安定同位体(δ87Rb)はその高い不適合性や揮発性から、太陽系内部の惑星の起源や地球のマントル組成の制約といった、地質学的プロセスの解明に有用な元素だと考えられてきた(例えばPringle and Moynier, 2017)。しかしながら、マグマ進化過程におけるRb同位体比の影響については統一的な見解は得られていない。また沈み込み帯での物質循環においてRb同位体がどのような挙動を示すかについても、未だ定量的な議論はなされていない。そこで本研究では、沈み込み帯での物質循環においてRb同位体がどのような役割を持つかについて議論を行うことを目的とする。

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