主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
回次: 72
開催日: 2025/09/07 - 2025/09/19
p. 196-
南西太平洋に位置するオントンジャワ海台(OJP)は、白亜紀最大の火山活動によって形成され、長らく海洋無酸素事変(OAE1a)の引き金と考えられてきた。しかし近年のAr-Ar年代再測定により、OJPやマニヒキ海台の玄武岩はOAE1aより最大1,000万年遅れて噴出した可能性が示されている(Davidson et al., 2023)。一方で、周辺の海底堆積物中の火山灰層や化石年代はOAE1aと一致するとする報告もあり(Matsumoto et al., 2023)、因果関係は不透明となっている。そこで本研究では、OJP玄武岩のうちマライタ島沖で採取された最も新鮮で大粒なソレアイト質玄武岩(114-116 Ma)およびアルカリ玄武岩(111-112 Ma)を対象に鉱物分離を行い、Re-Os鉱物アイソクロン法を用いてAr-Ar法との年代整合性を検証する予定である。