日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
会議情報

G9 地球化学の最先端計測法の開発と挑戦
GED-ICP-MSによるクリーンルーム環境内パーティクルの多元素リアルタイムモニタリング法の開発
*深井 稜汰中野 有紗
著者情報
キーワード: ICP-MS
会議録・要旨集 フリー

p. 203-

詳細
抄録

サンプルリターンプロジェクトによって持ち帰られた岩石試料は、数十年にわたる長期的な保管・管理が求められる。地球環境からの元素汚染を最小限に抑制することは、試料の科学的価値を維持する上で重要である。施設の経年劣化やキュレーターのアクティビティによる状況変化を、リアルタイムで監視する技術が必要とされている。 本研究では、誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)とガス交換装置(GED)を組み合わせ、クリーンルーム内の微粒子をリアルタイムでモニタリングする方法を提案し、その結果を示す。ICP-MSを用いて、K、Feなど15元素の測定を行い、クリーンルーム内およびグローブボックス内の微粒子の存在量を比較した。実験の結果、クリーンルーム内ではグローブボックス内に比べてZnやPbなどの微粒子由来の元素が3-5倍高いことが確認され、試料の取り扱いにはグローブボックスがより適していることが示唆された。

著者関連情報
© 2025 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top